業務用のエアコンは家庭用と同じく室外機と室内機で構成されていて、両者を配管で繋ぐことが取付の基本となります。また必要に応じて配電工事も必要になりますが、既存の業務用エアコンを交換する工事であれば、取付作業は簡略化できるので比較的早く終わります。業務用エアコンは、家庭用と比べて重量がある傾向ですから、壁や天井に取付する場合は重量に耐えられるかどうか確認が必要です。特に古い建物は耐荷重が低下していることもあるので、事前にしっかりとチェックした上で、問題なく設置できるか判断するのが望ましいです。

床置きタイプなら壁や天井が剥がれて落ちたり、床が抜けるような心配もまずありませんが、大きさという懸念材料があるので、事前に確認する重要性は他のタイプ同様に変わらないです。業務用のエアコンは、パワーを必要とするだけあって電圧も高く、電流量も多いので電気工事の重要性も高いといえます。配電が古いと漏電が発生したり、電流量に耐えられずに発熱して最悪出火することもあり得ますから、電気系統の取付についても事前の確認と必要に応じた工事をすることが大事です。取付工事の当日は、業務用エアコンを搬入するルートを確保して養生を行い、手順を確認して作業を進めることになります。

経験豊富なプロであっても、メーカーが作成したマニュアルに目を通すこと、指定の配管や電材を使って設置を行うことが大切です。注意点を守らないと、正常に稼働しなかったり壊れてしまうこともあり得るので、損害を発生させないように気をつけたいものです。

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